カトレアシチー(ヒラリーT) 第2戦


初戦の前走は相手がそれなりに揃っている牡馬混合戦とはいえ、

16着のシンガリ負け/10番人気。

道中ついて行けずに厳しいレース。


しかし、自らやめてしまったようで見切るのは早計。


前走後、武田牧場で放牧されていましたが、3月31日に帰厩を確認しました。

次走は4月24日 東京1R 3歳未勝利 ダート1600m 牝馬限定戦を予定となっていたが、

4月23日 東京5R 3歳未勝利 芝1800m 牝馬限定戦に出走!!

18着/15番人気。


なんなんだ、この追い切りの動きの悪さは・・・。

これではシンガリ負けは必至・・・とレース前に書いたら本当にシンガリ負け。

わかっていたとはいえ、怒り爆発。


26日のクラブ公式HPではやはり引退を匂わすコメント。

引退かと思いきや、もう一戦様子を見ることに。

(2011年4月29日更新)

2011年4月1日立ち上げ

●前走後、武田牧場で放牧されていましたが3月31日に帰厩を確認しました

 前走大敗後、武田牧場で放牧されていました我らが愛馬カトレアシチーですが、3月31日に帰厩を確認しました。

 クラブ公式HPによりますと、カトレアシチーについて武田牧場長は

「気性面での不安はありますが、動き調子とも良く変わり身も感じられ、帰厩後が楽しみです。」

 とコメントされており、なんだか我々もカトレアシチーの次走が楽しみです。前走前の追い切りの動きもまずまずでしたし、前走がカトレアシチーの本来の姿ではないと私も思っています。

 これからの追い切りの動きと次走に期待します。

これ以降は4月19日に作成

●次走は4月24日の東京1R

 カトレアシチーの次走ですが、4月24日 東京1R 3歳未勝利 ダート1600m 牝馬限定戦を予定しております。初戦の前走は牡馬との混合戦とはいえ、いいところがなくシンガリ負けでしたから牝馬限定戦だからと言って急上昇するというよりは、またしてもシンガリ負けになるのではという不安の方が大きいですが、放牧先でも上原博之調教師的にも前走時よりも良くなっているということですから、今回も期待します。

 明日、出馬想定されると思いますが、出走間隔が長い為、出走は確実でしょう。鞍上も良い騎手を乗せて欲しいですね。

これ以降は4月20日に作成

●追い切り情報(4月20日更新)

前走前 2月2日 美浦南ニューポリトラック 良馬場 強めに追う

助手
5F 66.3
4F 51.8
3F 38.0
1F 12.4[5]
コスタパルメーラ(3歳未勝利)馬なりの内を1.3秒先行同入



4月6日 美浦南ウッドチップ 良馬場 馬なり余力

助手
5F 73.0
4F 57.2
3F 42.3
1F 13.7[7]
アドマイヤアジナ(3歳未勝利)馬なりの外を0.8秒先行同入


4月13日 美浦北C 良馬場 強めに追う

助手
5F 69.3
4F 54.3
3F 41.4
1F 14.4[6]
ビンテージチャート(古馬1000万下)馬なりの外0.2秒遅れ


4月20日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 58.2
3F 42.8
2F 27.8
1F 13.3
ドリームジャクソン(3歳未勝利)馬なりを0.5秒追走同入
 4月6日、久々にトレセンで時計を出しました。昨日(4月5日)更新されましたクラブ公式HPカトレアシチーの近況報告で上原博之調教師は「だいぶ動きは軽くなり前回より変わり身が感じられます。」とおっしゃっており、これからの動きの良化に期待したいところです。

 4月13日、キャロットクラブのビンテージチャートと併せられました。相手は格上とは言っても故障明けですし、カトレアも馬場の6分どころを通っての終い14.4は評価できません。

 4月20日、芝のレースに出馬想定されているカトレアシチーですが、追い切りの動きは前々ダメですねぇ。前走前よりも酷いじゃないですか。これでは期待が持てません。
 私ほっさんの追い切り評価は「C」です。なぜこんな状態で今週出走させるのか。

●気になる出馬想定表(4月23日 東京5R)

出馬想定表 4月23日 東京5R 3歳未勝利 芝1800m 牝馬限定戦 フルゲート18頭 全27頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
アソルータ 三浦皇成  3/27 未勝利 阪神ダ1800
アドマイヤアジナ 田中勝春  2/26 未勝利 中山ダ1800
16 イットーアンファン  2/19 未勝利 東京ダ1600 12 14
エアアヴリル 小野寺祐太  1/29 未勝利 東京ダ1400 13
11 カトレアシチー 大庭和弥  2/12 新馬 東京ダ1600 16 10
11 サクセスシルエット 内田博幸  2/13 未勝利 東京芝1600
ザナ  4/10 未勝利 阪神芝1600 11 14
ジャスミンシチー  2/26 未勝利 中山ダ1800 15 15 12
スイートジョリ 初出走
スウェージー  1/30 未勝利 小倉芝2000 16
スカイセルヴァ 川田将雅 初出走
16 ダンスビューティ 黛弘人  2/20 未勝利 東京ダ1600 16 14 11 11
ディアエスペランサ 吉田豊  4/09 未勝利 阪神芝2000 12
11 デルマラートリー 横山典弘  2/12 新馬 東京芝1600 11
ヒダカアルテミス  3/20 未勝利 阪神ダ1800 10
ビレッジスマイル 江田照男  1/23 新馬 中山芝1600 10
ファンフェア 武豊  1/29 未勝利 京都ダ1400 15 13
ブラックトウショウ 柴山雄一 初出走
11 ブロードビーン 小林淳一  2/12 新馬 東京芝1600 16
ボレモス 三浦皇成  4/09 未勝利 阪神芝2000
マドンナスマイル 初出走
マリアヴェロニカ 石橋脩  4/03 未勝利 阪神芝1800 10
ミラソル  3/05 未勝利 中山芝1800 15 11
11 ミロス  2/12 未勝利 京都ダ1800 12 10 11 15
メジロテンニョ  2/26 新馬 中山芝2000 11 13
16 ヤマニンリップル 蛯名正義  2/19 未勝利 東京芝1800 11
リアルボイス  3/26 未勝利 阪神芝2200 10 17

フルゲート18頭のところに27頭が出馬想定されています。カトレアシチーは現在出走順位11番手タイですので、ほぼ出走は可能でしょう。1度芝の走りを見てみたいですね。

これ以降は4月21日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 4月23日 東京5R 3歳未勝利 芝1800m 牝馬限定戦 フルゲート18頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
アドマイヤアジナ 田中勝春  2/26 未勝利 中山ダ1800
エアアヴリル 小野寺祐太  1/29 未勝利 東京ダ1400 13
11 カトレアシチー 大庭和弥  2/12 新馬 東京ダ1600 16 10
11 サクセスシルエット 内田博幸  2/13 未勝利 東京芝1600
スイートジョリ 北村宏司 初出走
スウェージー 吉田豊  1/30 未勝利 小倉芝2000 16
スカイセルヴァ 川田将雅 初出走
16 ダンスビューティ 黛弘人  2/20 未勝利 東京ダ1600 16 14 11 11
11 デルマラートリー 横山典弘  2/12 新馬 東京芝1600 11
ビレッジスマイル 江田照男  1/23 新馬 中山芝1600 10
ファンフェア 武豊  1/29 未勝利 京都ダ1400 15 13
ブラックトウショウ 松山弘平 初出走
11 ブロードビーン 小林淳一  2/12 新馬 東京芝1600 16
マリアヴェロニカ 石橋脩  4/03 未勝利 阪神芝1800 10
11 ミロス 石神深一  2/12 未勝利 京都ダ1800 12 10 11 15
モデルウォーク 松田大作 初出走
16 ヤマニンリップル 蛯名正義  2/19 未勝利 東京芝1800 11
ラポール 後藤浩輝  2/20 未勝利 東京芝1600

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり

●東京芝1800mコース解説

 スタート地点は1〜2コーナーの間にあるポケット。正面から見ると斜めに横切り、向正面の直線に合流するという特殊なコースとなっている。スタートから向正面の合流地点までの距離は約150m。ここまでの位置取りの攻防はかなり重要で、レースの流れにも影響する。
 内枠を引いた方がコーナーリングの際に距離ロスを避けることができるが、馬群が必然的に内々に寄ってくるので、不利を受けることがある。手ごろな頭数ならばそういった不利は少ないので、どの枠でもあまり気にすることはない。多頭数になった場合は大外枠も不利。真ん中ぐらいがいい。
 全体的な流れは落ち着きやすく、逃げ・先行有利。重賞クラスでも超スローの上がり勝負になることはめずらしくない。そうなった場合は、
速い脚を持っている馬が強いが、あまり後ろにいると届かない。そのため、前半の位置取りが重要になってくる。
有利な枠順 内〜真ん中
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント 前半の位置取り、速い上がり
種牡馬ベスト サンデーサイレンスが断トツ、トニービン
連対騎手ベスト 武豊、蛯名正義、柴田善臣、後藤浩輝、横山典弘
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分51秒4 1分52秒4 1分52秒9 1分51秒5
2歳未勝利 1分50秒1 1分50秒8 1分49秒7
2歳500万 1分48秒9 1分49秒8 1分49秒4
2歳オープン 1分48秒6 1分48秒4
3歳新馬 1分51秒2
3歳未勝利 1分49秒5 1分49秒7 1分51秒3 1分52秒6
3歳500万 1分48秒6 1分49秒2 1分48秒6 1分53秒2
古馬500万 1分48秒6 1分48秒8 1分50秒1 1分51秒2
古馬1000万 1分47秒9 1分48秒6 1分49秒7 1分51秒7
古馬1600万 1分47秒3 1分48秒2 1分49秒5 1分51秒8
古馬オープン 1分47秒3 1分47秒7 1分48秒9 1分49秒5

●騎手は大庭和弥騎手 ほっさん評価「E」

 カトレアシチーの鞍上は前走に引き続き大庭和弥騎手です。前走はシンガリ負けでしたし、大庭和弥騎手にこだわることもないと思うのですが、もう1度彼に託すようです。

 私と大庭和弥騎手はさほど相性は良くなく、人気通りの結果しかありません。


 大庭和弥(おおばかずや)騎手は岩手県出身、1982年9月13日生まれの28歳。フリー。美浦所属。デビュー11年目。2011年4月21日現在、JRA通算102勝。内、平地は74勝、勝率3.2パーセント、障害は28勝、勝率9.2パーセントと障害戦の方が成績は良い。重賞勝ちはまだない。相性は「オーバ」。

 1998年、JRA競馬学校騎手過程に第17期生として入学する。同期には川島信二、小坂忠士騎手らがいる。

 2001年、JRA競馬学校騎手課程を卒業し騎手免許を取得する。デビュー時の所属は嶋田潤厩舎だった。初騎乗は3月3日、中山競馬第3競走でセタノホフラキで16頭中15着だった。初年度は100戦して未勝利だった。

 2002年2月3日、東京競馬第7競走でカオリハイパーに騎乗して初勝利をあげる。デビューから約1年後のことであった。8月25日、新潟競馬第5競走でカチケンザンに騎乗し、障害競走初勝利を挙げる。

 2005年5月20日付けでフリーとなる。

 2009年5月3日の東京競馬で落馬して右手関節内を粉砕骨折したが、2か月後には復帰。


 「必死に追う姿は印象的。ただ、押し出すタイミングはひと息だし、十分なパワーがあるわけでもない。差しに回るケースがほとんどで、内を狙ってハマると突っ込んでくる。2008年には14590円、11220円、6330円、5860円と単勝高配当を連発した。障害戦で人気馬に乗った時はスムーズに前で運んで結果を出してくる。」(佐藤祐樹元騎手)

 イメージ通りの穴ジョッキー。狙いどころは定めづらい。


 好物はラーメンで、自身のブログに写真や味の評価を載せている。「穴の大庭」としてファンから認知されており、穴を開ける事も多い。


 ほっさん愛馬への騎乗は今回が5回目ですが、まあ人気通りといったところです。今回は穴の大庭は見られるでしょうか。本年はここまで66戦2勝、勝率3.0パーセント、連対率4.5パーセントと厳しい状態ですが・・・。
 ほっさん愛馬での成績


2007年11月17日 ギムレットシチー 2歳新馬 東京芝1400m    7着/9番人気
2009年11月 1日 レイアシチー   500万下 東京ダート1600m 13着/11番人気
2010年 1月 8日 マドラスシチー 3歳未勝利 中山ダート1800m 16着/16番人気
2011年 2月12日 カトレアシチー 3歳新馬 東京ダート1600m   16着/10番人気

これ以降は4月23日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

短評は「上位拮抗」


予想家の印
馬名 吉田幹 林茂徳 吉岡哲 CPU
サクセスシルエット △△
スウェージー
ヤマニンリップル △△
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
マリアヴェロニカ 3.5
ラポール 4.0
サクセスシルエット 4.7
ヤマニンリップル 7.8
中  略
モデルウォーク 33.9
ブロードビーン 50倍以上
カトレアシチー 50倍以上
ダンスビューティ 50倍以上
ミロス 50倍以上



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
カトレアシチー 17 17


デイリー馬三郎

予想印

◎ マリアヴェロニカ
○ ヤマニンリップル
▲ サクセスシルエット

以下省略

カトレアシチーは無印

●各陣営のコメント

カトレアシチー

 「初戦は急仕上げ気味だったからね。今回は変わってもいい。」(上原博之調教師・デイリー馬三郎)

●ほっさん予想

 相手云々というよりも、とにかくカトレアシチーの追い切りの動きが悪過ぎる。こんな動きではシンガリ負けが妥当。

 上原博之先生はカトレアシチーのデビュー前はそれはもう丹念な調教で好感が持てましたが、今回は逆にあまりの中途半端な状態で野出走に怒りを感じます。そりゃ、これで好走すればなんの文句もないですが・・・。

これ以降は4月25日に作成

●レース 

 カトレアシチーのスタートはやや遅い方ですが、二の脚が全くつかずあっという間に最後方。そのまま最後まで最後方のシンガリ18着入線。代替馬ではこの形を嫌と言うほど見て来ましたが、出資馬でのこれだけの情けない大敗はあまり記憶にありません。

●時計の評価

 今回のカトレアシチーの走破時計1分54秒9稍重馬場は、東京芝1800mの3歳未勝利戦の過去10年間の平均勝ちタイムが1分49秒7稍重馬場という点からもレースに参加できていません。

 少し距離を変えたからとか、何かを矯正したからという程度ではどうしようもないでしょう。

●今後の展望

 ダートと芝をそれぞれ一戦ずつ試されましたが、どちらも全くいいところはなく、3歳の4月ということを考えて、これ以上どうすることもできないでしょう。限界ですね。

●最後に

 カトレアシチーは母はが勝馬のフラッパーシチーでしかも若い時の仔ということで期待していましたが、父リンカーンの低迷ぶりがそのまま出たのか、全くいいところがありません。

 もちろん、上原博之先生の使い方にも疑問ですし、いろいろな要素はありますが、この時期にこの状態でもはや万策尽きたというところです。

 残念ですが、興味はどの代替馬が頂けるのかという点に移っています。2009年産にしてまだまだ残口の多いスペインU、ポトルガルU、イングランドU辺りが妥当と思われますが、本日JRAブリーズアップセールで友駿ホースクラブが購入したハーフムーンベイの09(落札価格347万円)或いはミセスビクトリアの09(落札価格525万円)辺りも有望と思います。

 明日、続戦か引退かの発表があるでしょうから、その後また更新いたします。

これ以降は4月27日に作成

●クラブ公式HPでも引退を匂わすコメント

 4月26日に更新されましたクラブ公式HPカトレアシチーの近況報告は次の通りです。

先週のレースではスタート後、後方からとなりましたが、直線にむいても伸びが無く18着となりました。成績がふるわず今後について調教師と相談し決める予定です。


 というわけで、大方の予想通り引退に向かっているようです。本日、上記”最後に”で書きました残口の多い通常の募集馬スペインU、ポトルガルU、イングランドUが満口表示になりました。

 これはすなわち代替馬としての起用を意味するわけですが、カトレアシチーもこの辺りが代替馬として来るのが妥当でしょう。


 また、正式な発表や代替馬が決定しましたら、当特集にて報告いたします。

これ以降は4月29日に作成

●今回は引退回避 もう一戦見ることに

 4月28日に友駿ホースクラブとしては珍しく臨時更新されたカトレアシチーの近況報告は次の通りです。

調教師と相談の結果、前走は馬場が悪く、レース後疲労もみえないことから、次走まで調教方法を変えダート戦に臨むことになりました。次走でのレースぶりで進路を決める予定です。

 ということで、私はてっきり引退発表かと思っていましたので意外でしたが、もう一戦するようです。

 しかし、28日現在放牧に出されていて疲労が見えないのになぜ?と言う感じです。3場開催になって、さほど出走間隔を空けなくても競馬に使えますし、疲労がないのなら、放牧に出さずに中1週くらいで次のレースに使えば良いと思うのですが。


 とにかく、早期の引退を望むものでもありませんし、もう一戦見るというのも賛成です。しかし、私は今回の中途半端な状態で使った上原博之調教師の姿勢が疑問です。次走もこんな使い方なら時間を無駄にするだけのことになるでしょう。


 引退ではありませんでしたので、以降第3戦特集に続きます。

最後までご愛読ありがとうございました

2011年4月1日作成 4月6日、13日、19日、20日、21日、23日、25日、27日、29日加筆

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カトレアシチーの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2011年 2月12日 デビュー戦 3歳新馬 東京ダ1600m (16着/10番人気)